市船ソウルの歓喜の中で…父に続いた甲子園 市船橋・伏島つばさマネジャー「ありがとう」

[ 2022年8月8日 21:32 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   市船橋6-5興南 ( 2022年8月8日    甲子園 )

三塁側アルプス席で応援した伏島マネジャー(撮影・柳内 遼平)
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 市船橋が5-5の9回2死満塁から代打・黒川裕梧(3年)が死球を受け、サヨナラ勝ちで初戦を突破した。

 サヨナラ死球での勝利は、夏の甲子園では91年に松商学園が四日市工との延長16回に打者・上田佳範(現日本ハムコーチ)が投手・井手元健一朗(元中日)から受けて以来、31年ぶり史上3度目で、9回での決着は史上初となった。

 88年の選抜大会に「4番・捕手」で出場し、卒業後は巨人でプレーしたOB・伏島良平氏の長女でマネジャーを務めるつばささん(3年)は三塁側アルプス席で見守り「すごくうれしい。甲子園で校歌を聞かせてくれてありがとうと言いたいです」と喜びを語った。

 中学時はソフトボール部で父と同じポジションの捕手を務め「しっかり周りを見てチーム全体に指示を出すことが大事」と扇の要としての助言を授かった。

 「父親の母校でマネジャーをやりたい」と同校に進学。捕手で磨いた視野の広さを生かしてマネジャーとしてチームを支えている。(柳内 遼平)

 ▽市船ソウル 市船橋に受け継がれる応援曲のタイトル。在学中に作曲した同校OBの浅野大義さんは17年にがんのため20歳で亡くなり、浅野さんと市船橋吹奏楽部の絆を描いた映画「20歳のソウル」が今年、上映された。浅野さん役を演じたのは神尾楓珠でトロンボーン、ピアノの演奏もこなし、恩師だった高橋健一先生役は佐藤浩市。原作は中井由梨子さんによって18年に書籍化された。

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