【甲子園】天理が初戦突破 中村良二監督「100点満点の試合」3度目の夏頂点へ好発進 

[ 2022年8月8日 12:45 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   天理2ー1山梨学院 ( 2022年8月8日    甲子園 )

<天理・山梨学院>力投する天理先発の南沢(撮影・藤山 由理)
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 天理が山梨学院に完封勝利し、初戦を突破した。

 4回2死二塁から内藤大翔(3年)の中前適時打で先制すると、6回2死二塁では山村侑大(3年)の適時二塁打で貴重な追加点を奪った。投げては先発・南沢佑音(3年)が強打の山梨学院打線に2-0の9回に1点を返されたもののリードを守り切り、完投勝利した。

 山梨学院は山梨大会5試合で72得点を奪った自慢の強打線が9回に粘りを見せ、1点を返したものの及ばなかった。

 天理は今春のセンバツは初戦で星稜に延長11回の末、4-5で惜しくも敗れたが今夏は接戦を勝利。86年、90年に続く3度目の夏制覇へ好発進した。

 試合後、中村良二監督は「1回からずっと同じ気持ちでドキドキハラハラさせてくれる試合をしてくれて、守っても南沢中心に皆守って要所要所で点を与えずにポイントポイントで点を取れて100点満点の試合。(南沢は)持ち味を100%出してくれたピッチングだった」と賛辞を惜しまなかった。

 9回に1点を返された直後には守備のタイムを取り「相手の右打者が(南沢の)スライダーにタイミングが合ってなかったので“自分を信じて自分の持ってるボールを投げなさい”と後はしっかり守ろうとベンチからマウンドへいかせました」と具体的なアドバイスも明かした。

 次戦は日本文理に完封勝利した海星と戦う。「1試合戦えばもうちょっと落ち着いて試合ができると思うので選手を信じて采配できたら」と選手たちのさらなる活躍に期待を寄せた。 

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