【甲子園】“サッシー”以来!完封勝利の海星・宮原明弥「絶対に負けないぞという気持ち」

[ 2022年8月8日 11:50 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   海星11ー0日本文理 ( 2022年8月8日    甲子園 )

<日本文理・海星>完封勝利を挙げた海星・宮原。防止のつばには「常笑」の文字(撮影・藤山 由理)
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 海星の宮原明弥(3年)が今大会一番乗りとなる完封勝利を挙げた。海星の甲子園での完封勝利は1976年の第58回大会で「サッシー」の異名を取った酒井圭一(元ヤクルト)以来となった。

 初回から2点の援護を受けた宮原は立ち上がりに2死から相手先発・田中晴也(3年)を見逃し三振。「田中選手に打たれたりすると、相手に流れがいくと思ったので、絶対に抑えようという気持ちで投げました」と好投手を封じ、自軍に勢いをもたらした。

 5回には中指の内側に血豆ができた影響もあり2死満塁のピンチを背負ったものの後続を断ち、無失点で切り抜けた。

 プロ注目右腕・田中との投げ合いを「今大会注目されていたので、絶対に負けないぞという気持ちでした」と振り返り、完封勝利に胸を張った。

 海星は1976年の第58回大会で、のちにヤクルトにドラフト1位で入団した酒井が2回戦の福井高戦、3回戦の崇徳戦で2試合連続完封勝利するなど活躍し、4強に進出している。酒井は当時、スコットランド「ネス湖」で目撃されたとする未確認動物「ネッシー」になぞらえ「サッシー」の異名を取った。

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