【甲子園】コロナ集団感染の県岐阜商・鍛治舎監督「岐阜に帰った選手のためにも」9日社戦へ必勝誓う

[ 2022年8月8日 20:20 ]

県岐阜商の鍛治舎巧監督
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 新型コロナウイルスに集団感染した県岐阜商は選手10人を入れ替え、予定通り9日の第4試合で社(兵庫)との試合に臨む。

 一部を改定した感染拡大予防ガイドラインに基づき、背番号1で今井翼投手(2年)、背番号2で磯野真夢捕手(2年)など登録選手18人のうち10人を入れ替えた。さらに試合前72時間以内に、新たに登録されたこの10人を含むチーム全員の陰性をPCR検査で確認した。

 オンラインで会見した鍛治舎巧監督は「異例の対応をしていただき本当にありがたい」と感謝。選手10人を入れ替えたものの試合が開催されると決まり「全力でぶつかりたい。岐阜に帰った選手のためにも思いきった試合をしたい」と意気込んだ。

 エース・井上悠、捕手・村瀬海斗といったバッテリーだけでなく岐阜大会決勝にスタメン出場した5選手が入れ替わることとなった。それだけに指揮官は「攻守ともに中心選手が外れた。井上と小西の2本柱に捕手の村瀬、そして内藤、後藤のセンターラインが抜け、岐阜大会の1、2、3番が入っていない。どういう展開になるか読めないが、頑張るしかない。捕手は1年生の加納に期待している。練習試合など1日2試合あるときには使っていた選手だ」と他の選手の奮闘に期待を寄せた。

 抽選会後に発熱者が出た影響で5、6両日は練習ができず7日に練習を再開。「何とかフリー打撃やシートノックで動いている。入れ替えした10人のうち、9人は岐阜から呼び寄せた。岐阜組は宿舎でも階を変えて、食事も別にしている。ミーティングも階ごとに少人数でやるなどの対策をしている」と万全の感染対策を取っていることを明かした。

 その上で「この1試合をしのげば、何人かは戻ってこれると思っている。それまで頑張ろうという気持ちがチームに浸透している。一生懸命、最後の1球までやり抜きたい」と必勝を誓った。

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2022年8月8日のニュース