ヤクルト村上の本塁打どこまでいく? 偉大な王貞治超えへ勝負の8月 55本以上の過去4人は全て2桁記録

[ 2022年8月8日 20:12 ]

ヤクルト・村上(左)と巨人の王貞治
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は偉大な王貞治(巨人)が1964年に記録した日本人最多シーズン55本塁打超えを目指し“勝負の8月”に臨む。

 村上は今季39本塁打を放ち、2位の大山(阪神)、岡本和(巨人)の22本を大きく引き離し本塁打ランキングトップを独走。4月6本、5月9本、6月14本、7月8本と本塁打を量産。8月は「特例2022」で1軍登録を外れる“アクシデント”に襲われたが1試合休んだのみで戦線に復帰。自身初の40本到達が目前に迫る。

 さらに村上には王貞治(巨人)が1964年に残した日本人最多シーズン55本塁打超えにも期待が高まり、チーム99試合での39本塁打は当時の王貞治と全く同じペース。王貞治の40号到達はチーム101試合目だった。

 王貞治を含め過去55本塁打以上を記録した4人のうち2002年カブレラ(西武)はチーム101試合目で40号到達。2001年ローズ(近鉄)と日本球界最多60本塁打を記録した2013年バレンティン(ヤクルト)の40号到達はチーム98試合目。村上はこれら偉大なレジェンドと同じような本塁打ペースを維持している。

 ただ彼ら4人は当時全て8月に月間10本塁打以上を記録。王貞治は25試合で12本、カブレラは26試合で15本、ローズは24試合で11本とそれぞれハイペースで量産。バレンティンに至っては日本記録の月間18本塁打を記録している。

 村上の8月はここまで4試合に出場し2本塁打を記録。復帰初戦となった7日の巨人戦は3打数無安打に終わったが8月は残り20試合を残しており、今後の打席に注目。チームは首位を独走しているがリーグは2位以下が混戦模様。クライマックスシリーズ進出を争う終盤戦は特に四球が増えることも考えられるため、大記録到達へは8月の本塁打数が“カギ”となりそうな気配だ。

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