阪神・ケラー 来日初の巨人戦「楽しみだね」 パイレーツ時代の同僚・ポランコと直接対決も期待

[ 2022年7月11日 05:15 ]

<ヤ・神 中止>キャッチボールをするケラー(撮影・坂田 高浩)
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 夏の陣へ、準備万全だ。阪神のケラーが10日、12日から始まる今季初の9連戦でのフル回転を誓った。

 「今週は中止や先発陣のおかげで、中継ぎ陣がたくさん投げることもなかった。来週に向けてしっかりと心身ともに準備したい」

 もう別人と言っていい。開幕戦での悪夢のセーブ失敗など、2戦2敗で3月31日には2軍落ち。守護神の役割を果たせず、開幕9連敗を招く要因の一つとなった。だが、6月7日に再昇格してからは内容が一変。10試合に登板し、失点はわずか1という安定感だ。目下8試合連続で無安打無失点、ここ6試合はいずれも3者凡退という、いわば“無双”状態が続いている。

 「状態はとてもいいよ。投手有利のカウントで投げられていることが大きいと思う。打者が手を出さなければいけなくなるように投手有利なカウントは常に意識している」

 2軍調整中も寮生の湯浅から、身ぶり手ぶりでフォークの握りを教わった。好調の秘訣(ひけつ)は飽くなき向上心。12日からの巨人戦は、来日初対決となる。

 「楽しみだね。ポランコとは去年(パイレーツで)一緒にプレーしたし、いいチームだから楽しみ。ただ、ジャイアンツだからといって、自分を変えることはないし、力むこともない。いつも通りに投げたい」

 登板を心待ちにする半面、平常心で宿敵を迎えることを強調した。昨季の同僚・ポランコは前カードで2本塁打を放つなど上り調子なだけに、直接対決となれば見もの。自らの投球で流れを引き寄せ、9連戦での快進撃に貢献するつもりだ。(阪井 日向)

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2022年7月11日のニュース