「5月男」中日・ビシエド 15打席無安打から復活のノロシ決勝二塁打!立浪監督の助言効果だ

[ 2022年5月8日 05:30 ]

セ・リーグ   中日2-1阪神 ( 2022年5月7日    バンテリンD )

<中・神>3回2死一塁、ビシエドは左翼線に勝ち越しの適時二塁打を放つ(撮影・北條貴史)
Photo By スポニチ

 今季最多3万6177人の大観衆の前で、中日の悩める4番が復活のノロシを上げた。正面に青い竜が描かれた昇竜ユニホームを身にまとったビシエドが決勝二塁打を含む2安打の活躍。チームに2連勝をもたらした。

 「凄く悩んでいたけど、久しぶりに1本出て気持ちよくスタートできた。きょうは良いスイングができた感覚がある」

 これまでは打ちたい気持ちが先行して体が前に突っ込み、カーブに泳がされ、直球に詰まるという悪循環。試合前まで15打席無安打で打率・229に落ち込んだが、連日指導を受ける立浪監督の「体を後ろに残して、リラックスして打て」の助言で光が差し込んだ。

 初回は2死一塁からウィルカーソンの143キロ直球を中前打。3回は2死一塁から121キロのカーブをとらえて左翼線へ決勝二塁打し「これが僕の打撃だ」とうなずいた。指揮官も「試合で結果が出ることが何より。やってもらわないと困る。さらなる活躍を期待している」と話した。

 元々5月は大好きな季節だ。17年に月間MVPを受賞し、6月開幕だった20年を除き17年から4年連続で3割以上をマークした実績がある。「投手陣は本当に素晴らしい。もっと打って、みんなでまとまって火をつけたい」。連休を終えた「5月男」の逆襲が始まった。(中澤 智晴)

続きを表示

2022年5月8日のニュース