広島・床田「めちゃくちゃ悔しい」　巨人戦の連続無失点が「21」でストップし、チームも痛恨逆転負け

セ・リーグ   広島3ー5巨人 （ 2022年4月20日    東京D ）

＜巨・広＞8回途中で降板する広島・床田（撮影・村上　大輔）
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　広島・床田は惜しくも3勝目を逃した。

　3―0の6回2死二、三塁から岡本和に浮いたパームを中前適時打され、巨人戦での昨季からの連続無失点が21イニングで止まり、3―2の8回1死二塁で降板後、ベンチで無念の逆転を見届けた。7回1/3は今季最長。「全体的には良かったと思う」と振り返り、「めちゃくちゃ悔しい。坂本さんには3打席とも塁に出していたから（交代は）仕方ないと思う。積み重ねていけば（続投で）行かせてもらえるかな」と受け止めた。

　巨人に対しては昨年9月21日の対戦でプロ初完封。今季初対戦だった6日も7回零封の快投だった。抜群の好相性。逆に見れば強く警戒されて当然だ。「いい打者が多い。毎回、何があるか分からない」。対策を練る巨人をどう上回るか。磯村とは2年ぶりのバッテリー。武器とするパームを打順一巡目の3回までは1球しか投げなかった。「前回結構使ってたんで、どういう反応で来るかな…と。岡本（和）の1球が…。もったいなかった」。工夫も凝らした配球で6安打3失点。完全攻略は許さなかった。

　逆転されて戻ってきた島内にベンチで声をかけた。「あれはもう…。“ごめんな”って言った」。苦しい場面を引き継がせた謝罪であり、8回を投げきれなかった悔恨からの言葉だった。「最低でもイニングを投げきれるようにしたい。真っすぐは良かったので、勝負どころのパームとスライダーの精度をもっと上げて、そこに上積みしていければいいかな」。先発陣の中核を担う気概があふれ出た。