清原和博氏 今の阪神打線では梅野が手本「全部の球を打ちに行ってほしい」

[ 2022年4月20日 22:04 ]

セ・リーグ   阪神―DeNA ( 2022年4月20日    横浜 )

<D・神> 3回無死、梅野は左前打を放つ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 西武、巨人、オリックスで通算525本塁打など活躍した清原和博氏(54)が、20日に放送されたカンテレ「DeNA―阪神戦」の実況解説に、PL学園の後輩でもある野球評論家の野村弘樹氏とともに登場した。

 試合中は、開幕から苦しんでいる阪神目線で解説した清原氏が「キーポイント」に挙げたのが、3回の梅野の打席だった。2試合ぶりのスタメンマスクでの第1打席。「自分は梅野選手のバッティングが大好きなんですよ。すごいチャンスに強いですよね」と明かし「打席の中で気が出ているというか気迫が出ている」と説明した。

 昨季はフリーエージェント権を行使せずに残留したが、今季は坂本とのスタメン争いが続く。そのことで清原氏は「自分もそういう経験がある。自分が出た試合は絶対に勝つという気持ちが強いと思うので、打席でも気迫を感じます」と話した。

 すると、梅野の打球は左前で弾む安打に。これには清原氏も「やりましたね。打ちました。ナイスヒット」と称え、「バックネット裏まで気迫が伝わってきた」と喜んだ。

 さらに清原氏は、この梅野の姿勢が今の阪神のカギになると明言。「タイガースの選手は梅野選手のように全部の球を打ちに行ってほしい。それで形が崩されても打てる。(梅野選手は)攻めてましたよね」と解説した。「全球打ちに行くようなイメージで、ボール球だったらやめる。変にヤマを張らないということ」と話し、阪神打線浮上のキーポイントとしていた。

続きを表示

2022年4月20日のニュース