阪神2軍、攻撃陣控え含め10人で広島戦 平田監督「10人で十分じゃない?不慣れなところでも関係ない」

[ 2022年4月20日 16:32 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1―2広島 ( 2022年4月20日    鳴尾浜 )

<ウエスタン神・広>ベンチで指揮をとる平田2軍監督(撮影・後藤 正志)
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 先発した阪神・佐藤蓮は最速153キロの直球で打者を押し込み、緩いカーブも駆使。5回を2失点にまとめた。その後は二保、岩田将、加治屋、ケラーが1イニングずつを無失点リレー。攻撃陣は控え野手も含め10人で試合に臨み、再三得点圏に走者を進めながらも先発の高橋昂に苦戦。あと1本が出なかった。

以下は平田監督の一問一答。
 
 ――佐藤蓮は5回を2失点

 「2点を取られたけど、随所に150キロを超えて、あのカーブなんか素晴らしいキレや。制球はあんなもんでしょ。ただあの荒れ球は彼の持ち味なんでね。四球は1個だけやろ?その辺だけは反省はしても、今日くらいのピッチングしてくれれば、どんどんレベル上がっていく」

 ――原口が公式戦では初めて左翼についた

 「いい経験をしたんじゃない?グラブに当てて落としたけど、そういうところで、原口の場合はキャッチャーもファーストもサードもトライして、外野もできるということになれば、非常にそれは(守れる)範囲が広がってくるので」

 ――打撃も1本安打が出た

 「何の問題もない。あそこで1本左中間。(全体的に)もう1本が出ないっちゅうか、そこはけん制(3回に高寺が二塁でけん制死)といい、カープが上回ってる」

 ――ケラーが9回から登板

 「カーブを打たれているからね。カウントを取れるので、ウイニングショットのセカンドゴロ。火の出るような打球、その辺はカーブに対するこだわりがあるので、そこの精度をもうちょっと上げなきゃいけないのはもちろんだけど、スライダーの精度の方が今のところはいいんでね、その辺は(カーブの)精度を上げていかなあかんわね」

 ――井上は2安打

 「打球がまだ上がってこないね。レフトに大きいの(1打席目)。ああいう打球がフライアウトになるような角度になればいいんだけど、ヒットが2本出てちょっとずつ調子が上がってくれたらいいんだけど」
 
 ――藤浪が復帰

 「急にどうしたんや。藤浪と言われても困るよ。まあでもこうやってコロナになった選手たちも復帰してくるやろうし、将司(伊藤)も近々じゃない?」

 ――野手も10人で試合に臨んだ

 「10人で十分じゃない?藤田(一塁)の最後のプレーなんかいつも言うようにやっぱり不慣れな(守備の)ところでも関係ないもん。片山(三塁)にしても原口(左翼)にしても、みんながそうやって(プレーする)それがファームや。そういう気持ちが伝わらない?君らに。これがやっぱり心を打つ最高のファンサービスですよ。ファンの方々は今日見に来てない、無観客だけど。君ら記者にも、最後のプレーなんか見た?藤田の(打球補)。片山でもそうや、出るからには不慣れなんて言い訳はないし、10人だからどうだってことは一切。そこでやっぱりカープが上回って、でも明日それをやり返す。それだけの問題や」

 ――藤浪と話は

 「したよ。ご迷惑をおかけしました、ただいま帰還しましたって。彼も1軍で、そりゃ(離脱は)残念だよ。われわれもこれから気をつけないとね、気をつけてもね、アレなんで。そこらへんは…難しいな。難しいもん。ましてや子供さんとかがいる家庭が多いんでね」

 ――矢野監督も3週間ぐらいかかると

「青柳でも(3週間)かかって、今日なんか青柳のブルペン素晴らしかったけど、この前のマツダ(2軍戦)でもあんまりよくなかったんだけど、こうやって暖かくなって投げていくと、今日なんか素晴らしかったよ。やっぱりピッチャーはホテル(隔離)でなんにも出来てないから。野手はまだ部屋で動くというかバットスイングしたりいろいろできるけど、ピッチャーは肩のあれがあるから無理させれない。難しいよ」

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2022年4月20日のニュース