オリックス逆転負け5位転落 打撃不振深刻…杉本22打席無安打 チーム打率・191は12球団最下位

[ 2022年4月16日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1ー6西武 ( 2022年4月15日    京セラD )

<オ・西>1回2死一、二塁、杉本は見逃し三振に倒れる (撮影・奥 調)
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 完全試合を喫した屈辱と、コロナ下によるWショックを払しょくできなかった。5日ぶりに開催された一戦で、オリックスは逆転負けで2連敗。中嶋監督は「今苦しいのが、そういう(主軸の不振)ところだと思いますけどね」と唇をかんだ。

 指揮官が振り返ったのは、深刻な打撃不振。特に気がかりなのが「ラオウ」こと杉本だ。初回2死一、二塁では見逃し三振。5回2死一、二塁でも左飛に倒れ3打数無安打。これで5日のソフトバンク戦で今季1号を放って以降、自己最長タイとなる22打席連続無安打。不振にあえぐ主砲に引きずられるかのように、チームは8試合連続1桁安打となり、チーム打率・191は12球団ワーストで上昇曲線を描けない。

 10日のロッテ戦では、「令和の怪物」佐々木朗に球団史上初の完全試合を喫した。その敗戦後、若月の新型コロナウイルス陽性が判明。7日以降12人が感染しチーム活動が停止。12日から予定していた楽天3連戦も延期となった。二重苦からの仕切り直しを図った本拠地で、精彩を欠いた。

 3カード連続で初戦を落とし5位転落。借金4は今季ワーストタイだ。中嶋監督は「いろんな精神的なものがあったと思うが、それを踏まえて僕らプロ野球選手として頑張らないといけない。何とか明日(16日)いい試合を見せられるように」と前を向いた。(湯澤 涼)

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2022年4月16日のニュース