巨人 坂本珍し、6年ぶり1試合2失策 阪神上回る8安打も1点…ミスが響き首位陥落

[ 2022年4月15日 21:11 ]

セ・リーグ   巨人1-4阪神 ( 2022年4月15日    甲子園 )

<神・巨>6回2死、糸原の打球を落球する坂本(撮影・北條 貴史)
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 名手の手から水が漏れた。巨人は15日の阪神戦(甲子園)に敗れ、連勝は2でストップ。開幕から17戦1勝と超低空飛行を続けていた相手に今季2勝目を献上し、首位から陥落した。相手を上回る8安打を放ちながらも1得点に終わった拙攻とともに、守備のミスが響いた試合となった。

 ミスは終盤に立て続けに出た。1-2の6回2死、右翼と遊撃の間に糸原が打ち上げた飛球が風に流され、遊撃手・坂本が落球。7回無死一塁では4試合ぶりスタメン出場の一塁手・中田が犠打を処理する際にお手玉し、無死一、二塁とピンチを広げた。

 6、7回の失策は失点にはつながらなかったが、8回に致命的なミスが出る。先頭・大山の打球を坂本が処理しきれず、この日2つ目の失策。チームにとっては今季初の1試合3失策で、坂本は16年6月3日の日本ハム戦(東京D)以来、実に6年ぶりとなる1試合2失策だった。

 降雨の影響があったとはいえ、昨年までの3年連続を含む、5度のゴールデングラブ賞を受賞している名手の珍しい光景。2個目の失策直後にロハス・ジュニアに2ランを浴び、大勢は決した。

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