ソフトB・千賀、ハーラートップ3勝目「内容的には渋い」7回0封も理想高く

[ 2022年4月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-0ロッテ ( 2022年4月14日    ペイペイD )

<ソ・ロ>5回1死一塁、藤原を併殺に打ち取り笑顔を見せる千賀(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの「投」の主役はもちろん千賀だ。3年ぶりに開幕から無傷の3勝。オリックス・山本と並んでハーラートップに立った。7回を散発3安打無失点、7奪三振と文句なしの投球だった。それでもお立ち台はポーカーフェース。それが頼もしく映る。

 「初回ピンチだったんですけど、点を取ってくれたので、しっかりゼロでいきたいと思っていました」

 初回は先頭の高部の内野安打から2死一、三塁となった。しかし、佐藤都を153キロ直球で遊ゴロに打ち取り、23球を要しながらも無失点でスタート。直後の攻撃で2点の援護をもらうと、「やるべきことを一回整理して」とギアを上げた。2回以降は先頭打者を打ち取りリズム良く投げ、球数も少なくなった。

 今季初の中5日。志願だった。中6日だと試合がなく、中7日で16日の楽天戦(北九州)に回るプランもあった。「本人が(投手コーチに)行きますよ、と」と藤本監督。結果は7回で94球。余力を残して救援陣に引き継いだ。

 ここまで今季4戦で29イニングを投げ、わずか2失点。防御率は0・62と驚異的だ。指揮官も最敬礼する。「さすがエースですよね。(初回は)少し上ずったところもあったけど、自分で修正できる。気合が入っていた」。それでもなお、「内容的には渋い」と謙そんする千賀の理想は高い。(水口 隆博)

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2022年4月15日のニュース