広島・大瀬良&森下で竜倒誓う!16日から中日2連戦、マツダで前回カード3連敗のリベンジだ

[ 2022年4月15日 05:30 ]

<広島投手指名練習>キャッチボールで笑顔を見せる大瀬良(撮影・坂田 高浩)
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 広島・大瀬良大地投手(30)と森下暢仁投手(24)が14日、マツダスタジアムでの投手練習に参加し、中日への雪辱を期した。ともに先発した前回1日からの同戦では同一カード3連敗を喫した。16日からの2連戦は本拠地マツダスタジアムに舞台を移して再戦。先発を見込まれる両右腕が好調な投手陣の勢いをさらに加速させる好投を見据えた。

 同一リーグとの対戦が一巡し、唯一負け越したのが中日である。しかも、敵地で同一カード3連敗を許した。前回対戦で先発した右腕2人にとって、週末の中日戦は仕返しの舞台。16日に先発する大瀬良は「(1日の)中日戦も勝てた試合ではあったと思う。そういう取りこぼしみたいなものをなくしたい」と集中し、2戦目に先発見込みの森下は「積極的にバットを振ってくる。去年も今年も走られているのでケアしたい」と警戒した。

 開幕から先発陣の好調さが際立っている。先発防御率2・03はリーグ断トツ。さらに11試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を達成中と全員がそろって安定している。その中で比べると大瀬良の表情は少しだけ浮かない。

 「最低の最低限、試合はつくれているけど、自分に求められているところはそこではない。チーム状況がいいからと言って、自分の状態をうやむやにせずに責任を感じて、よりいいもの出したい」

 1日の中日戦では1点優勢の8回に2失点して逆転負けし、前回8日の阪神戦は6回8安打3失点と我慢の投球だった。「ここ2試合は、あまり気持ち良く投げられていない」。投手練習ではブルペン入りし、微妙にズレていた感覚を修正。「今日はすごく気持ちよく投げられた。この感じで投げられれば戻ってくる手応えはある」と不安を取り除いた。

 17日に先発する森下は、2日の中日戦では7回2失点で勝敗つかず。前回9日の阪神戦は1失点完投と開幕から好調で「会沢さんと積極的にコミュニケーションを取ったりできているのが一番いいのではないかと思う」と自己分析する。入場制限が撤廃された本拠地は初体験。「応援してもらえると頑張りたいと思える」とコイ党の存在も力に変えようとしている。

 2日間の休日を挟んで迎える中日2連戦。救援陣を惜しみなくつぎ込める日程ながら、高橋投手コーチは「素晴らしい先発陣なので、やってほしいことは変わらない」と信頼を寄せた。中日への嫌な残像は、先発右腕2人が振り払いに向かう。(河合 洋介)

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