ルーキーには重すぎた代役先発…阪神・桐敷、自慢の制球力生かせず2回2失点で降板

セ・リーグ   阪神1ー4中日 （ 2022年4月14日    バンテリンD ）

＜中・神＞初回に適時打を浴び、2点を失った桐敷（撮影・椎名　航）
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　新型コロナ離脱の阪神・藤浪に代わってプロ2度目の先発に挑んだドラフト3位左腕・桐敷は2失点して2回39球での早期降板を強いられた。

　「急きょ先発する形になりましたが、自分にとってはチャンスだと思ってマウンドに上がりました。その中で結果を残すことができず悔しい思いです」

　持ち味の制球力が影を潜め、甘く入った球を狙われた。いきなり先頭の大島に中前打を浴びるなど、初回2死二、三塁。阿部にフルカウントから外角143キロを右翼へ痛打され、二塁打で先制を許した。2回も2死一、二塁を背負うなど苦しい展開。岡林を空振り三振に仕留めて難を逃れた後、3回2死で回ってきた打席で早々と代打を送られた。

　開幕ローテーション入りし、先発でデビューした3月27日のヤクルト戦は6回途中3失点。ガンケルの復帰に伴い、2日前まではブルペン待機を続けていた。4度の救援登板を挟んで先発では2戦2敗。結果を残すことはできず、矢野監督は「ちょっと本来のボールではない。長いイニングとは思っていないし、いけるところまでとは思っているけど、あの状態やったらちょっとしんどい」と再調整を決めた。15日に登録を外れ、再昇格への準備に入る。（阪井　日向）