オリックスは黒星で再出発…5日ぶり一戦「完全&コロナショック」払拭できず

[ 2022年4月15日 20:51 ]

パ・リーグ   オリックス1ー6西武 ( 2022年4月15日    京セラD )

<オ・西> 5回1死一、三塁、西武に勝ち越しを許し肩を落とす山崎福 (撮影・後藤 大輝)
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 コロナ禍に見舞われ、5日ぶりの開催となった一戦で、オリックス・紅林が先制の適時三塁打を放った。

 「とにかく無我夢中です。詰まっていたのですが、タイムリーになってくれてよかったです」

 0―0の4回2死三塁の好機で、一振りで決めた。1ボールからの2球目、高橋の内角145キロ直球を巧打。打球は中堅・鈴木のグラブをかすめて外野深くへ、はじき返した。

 10日のロッテ戦では佐々木朗に球団史上初の完全試合を許して敗戦。その敗戦後に若月の新型コロナウイルス陽性が判明。7日以降12人が感染したことでチーム活動が停止。12日からの楽天3連戦も延期された。屈辱の敗戦とコロナ禍の二重苦からの出直しを図る一戦で主導権を奪った。

 しかし、先発・山崎福が踏ん張れない。打線の援護を受けた直後の1―0の5回、暗転した。四球と二塁打で無死二、三塁を招くと、牧野に右前適時打。その後1死一、三塁で鈴木のゴロを二塁・バレラが後逸(記録は失策)した間に三塁走者・ジャンセンが生還。続く岸を三飛に打ち取ったが、2死一、三塁でオグレディに右翼フェンス直撃の2点二塁打を浴び、この回一挙4点を失った。

 山崎福は8回1死ニ、三塁の場面で降板。2番手で登板した張は外崎にセンターへの適時二塁打を浴びさらに2点を失った。先発の山崎福は7回1/3を6安打6失点で今季初勝利はならなかった。

 打線は結局1点しか奪えず再開初戦を勝利で飾ることはできなかった。

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2022年4月15日のニュース