日本ハム伊藤大海 前回登板制球難の悪夢に「きのう寝られなかったので…」あすは雪辱果たす

[ 2022年4月15日 20:23 ]

雨天中止となり練習を終え引き揚げる伊藤(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムの伊藤大海投手(24)がプロ初のスライド登板を雪辱を果たす舞台にする。

 先発予定だった15日のロッテ戦(ZOZOマリン)が雨天中止となり、あす16日の同戦へスライドが決定。「ベルーナ(ドーム)のブルペンで60球ぐらい投げたので。神様がきょうじゃないって言ってくれたのかと思います」と苦笑いした。

 8日の楽天戦は自己ワーストの6四死球と制球を乱し、2敗目を喫した。「きのうあんまり寝られなかったので…。フォアボール出した夢を見て。ずっとティックトック見ていましたよ」

 プロ1年目の昨季は146イニングで59四死球ながら、前回登板は天を仰ぐ場面が目立った。「屈辱ですね。押し出して点数を入れられたのが…。あり得なくないですか。いやー、悔しかった。自分をコントロールする力に自信があったのに、自分をコントロールできなくなって」

 首脳陣は即座に手を打った。新庄剛志監督(50)が見守る中、12、13日の西武戦(ベルーナドーム)前に連日ブルペン入り。「左足を上げた時の頭の位置や、インステップだったり歩幅だったり、左足の最後の乗り具合だったりっていうのが(悪かった)。でも頭の位置さえ修正できれば、何とかあとはつながるかなっていう感じはあります」

 投げ終わるとビッグボスから助言も授けられた。「“一つだけ気になることがある。笑顔が少ない”って言われて。自分らしさを忘れているよと笑いながら言ってくれたので、そこを求めていきたい。野球を楽しめるようにやっていきたい」

 伊藤が再び輝きを取り戻す。

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2022年4月15日のニュース