阪神・佐藤輝　縁起いいペイペイD＆ソフトバンク・石川相手に弾みつける　昨季OP戦初戦初打席初本塁打

開幕へ調整のラストスパートに入る佐藤輝（撮影・平嶋　理子）　
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　阪神・佐藤輝が、縁起のいいスタジアムと投手を相手にして、開幕へ向けて、調整のラストスパートに入る。

　15日からは敵地のペイペイドームに乗り込んでソフトバンク2連戦に臨む。初戦の先発はローテ右腕の石川が予定されている。ルーキーだった昨年は3月5日に同球場で同投手からオープン戦初戦初打席初本塁打を放って勢いを付けただけに、「1本打てるようにがんばります」と意欲を見せた。

　石川との対決は、別の意味でも注目される。ともに、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のファンで、“モノノフ（ももクロファンの通称）対決”として火花を散らすことになる。主砲は「試合になったら関係ないんで、しっかり打てるようにがんばります」と無関心ながら、今年もここでオープン戦1号を放って波に乗れば、シーズン序盤に大暴れをした昨季の再現が期待できそうだ。

　23歳の誕生日だった13日の巨人戦は4打数無安打だった。しかし、開幕4番を当確させている男は「いつもどおり変わらずやっていけたらいい結果が出るんじゃないかな」と胸を張った。今季初のナイター＆ドーム球場でのゲーム。守備では外野、三塁に加えて二塁も挑戦中だ。期待の“三刀流”が着々と本番モードに移行する。