ソフトB 開幕ローテ最後の1枠は誰だ!?正義、杉山、大関が20日OP戦最終戦でガチバトル

[ 2022年3月15日 05:30 ]

安定感が評価され本命のソフトバンク・田中正(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が14日、開幕ローテーション最後の1枠をオープン戦最終ゲームとなる20日の広島戦(マツダ)で競わせて決めるプランを明かした。田中正義(27)、杉山一樹(24)、大関友久(24)の3投手を登板させ6枠目を確定させる。5枠目には松本裕樹(25)が決まった。育成右腕・藤井皓哉投手(25)の支配下登録と中継ぎでの開幕1軍入りも決定的となった。

 開幕ローテーション最後の切符をめぐる戦いは、オープン戦の最終ゲームで決着することになった。最終候補に残った田中正、大関、杉山の3人が20日の日曜日、広島戦(マツダ)に登板。その結果を見て1週間後の開幕第3戦、27日の日本ハム戦に先発する投手が決まる。

 先週までに6枠中、5枠が決定。藤本監督は14日、投手練習が行われていたペイペイドームを私服姿で訪れ、森ヘッドコーチ、斎藤投手コーチらと話し合った。先発陣8人の動きを見たあと、最終競争の号令を発した。

 「(田中)正義、杉山、大関は、最後の1枠を狙うところと思う。最終戦で3、3、3回(ずつ登板)は面白いんじゃないか。一番いいやつを使おうと」

 10日までに開幕投手の千賀のほかに、東浜、石川、和田が内定。13日に東京遠征を終えた時点で指揮官は1枠を埋めたことを明かした。「松本は入っています。ゲームをつくってくれているからね」。対外試合3試合に先発し計12回を6安打2失点の松本のローテーション入りを明言した。最後の1枠が日曜日の広島戦で決まる。

 内容、結果両面で判断される。ここまでは田中正が安定感で一歩リード。杉山と大関が逆転を狙う状況だ。指揮官は「内容は正義が一番いい。杉山は球が強いのに入らない。大関もいい投球をしているしどうなるか」とラストアピールを欲している。当然、斎藤学投手コーチも同意見だ。「(毎週)日曜日の若いのはまだ決まってません。現状を優先し、いいやつを投げさせようと」。左腕で内定しているのは和田だけという現状に「大関には左として期待するものは大きい」と続けた。

 オープン戦も残り5試合。最後の最後まで競争させて、藤本ホークスは開幕ダッシュを狙っている。(井上 満夫)

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