阪神ドラ3・桐敷“愚痴ノート”でスッキリ 教育リーグ7失点も一夜で気持ち切り替えた

[ 2022年3月15日 05:30 ]

ランニングメニューを終えて笑顔を見せる桐敷(撮影・北條 貴史)
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 エッ!ノートとペンで気分転換?甲子園での投手指名練習に参加した阪神ドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)が独特なリフレッシュ法を明かした。前日13日の教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)では5回12安打7失点。屈辱のマウンドから一夜明け、すでに気持ちの切り替え作業は終わっていた。

 「ネチネチ言っていてもどうにもならない。一個悪いからと言って学生野球みたいに終わりではないし、1年間通して良いも悪いもある。そう思わないと切り替えられない」

 すでに切り替えの早さもプロ向きだ。登板後は落ち込んだというルーキーが秘密の“愚痴ノート”でリフレッシュ。「むしゃくしゃした感じになるので、ノートに自分の愚痴、モヤモヤを吐き出すというか。自問自答じゃないですけど、そうして切り替えます」。湧き上がる自らへの怒りの感情を、ひたすらに書き殴る。「思っていても仕方がないし、誰かに言うのも変なので、だったら自分で書けばいいかな」。実は大学時代からの習慣だった。プロで初めてKOを食らった前夜もペンを走らせていた。

 「修正しようとして逆に考えすぎて、落ち着いて投げられなかった。いいふうに捉えるなら、悪いものが全部出た」

 結果の分析もしっかり済ませ、後は修正した姿を披露するのみだ。「修正して疲れを取って、万全の状態でいけるように」。開幕3戦目となる27日のヤクルト戦での先発を確実なものとすべく、次回は18日からのオリックス3連戦(京セラドーム)で最終アピールする。(阪井 日向)

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2022年3月15日のニュース