日米通算2500安打のヤクルト・青木 達成に「ほっとしている」、後輩へ「諦めないことは大切」

[ 2021年5月27日 01:44 ]

交流戦   ヤクルト4―3日本ハム ( 2021年5月26日    神宮 )

<交流戦 ヤ・日>日米通算2500安打を達成した青木はボードを手に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルト・青木宣親外野手(39)が初回に右前打を放って日米通算2500安打を達成した。一問一答は以下の通り。

 ――2500安打を達成
 「特別な日になりましたね。ほっとしています。初めは意識してなかったんですけど、やっぱり近づいてくるにつれて、意識するもので、達成できてよかったなと思います」

 ――打った瞬間は
 「やっと出たなと」

 ――ベンチに戻ってナインが祝福
 「“おめでとうございます”と。選手のみんなも温かく祝福してくれて本当にうれしかったです」

 ――7回にも全力疾走して二塁内野安打
 「試合に勝ちたいという気持ちだった。何とかつなぐという気持ちでやっていました」

 ――2142試合目での達成。イチローに次いで2番目のスピード記録で到達できた要因
 「やはり、けがをしなかったというのが一番大きい。大きなけがなく、健康な状態でプレーできることがすごく重要。毎日、自分の体を見てくれる専属のトレーナーには本当に感謝しています」

 ――けがしないために気をつけていたこと
 「トレーナーの治療だったり、しっかりトレーニングすることだったり、バランスよく食事とることであったりというのがありますよね」

 ――印象に残っている1本
 「どれも自分にとっては必要なヒット。野球界は競争社会。生き残っていくためには打たないといけない。そういう気持ちで毎日やっていたので、どれも印象に残る。この1本がなければ、先に進まなかったことがたくさんあった。どれも印象深い」

 ――先週の3連戦から家族が神宮で観戦
 「早く達成できればよかったんですけど。子供は習い事とか休ませてしまったんで。ヒットってそう簡単に打てないものというのは、家族はよくわかってくれている。家族は一番近くで見ていた。特に奥さんは、つらいときも寄り添ってくれた。子供は一緒に触れあったりしていると元気もらえる。その時だけは父親の顔になりますね」

 ――試合前の円陣の声出しを担当していた
 「“今日、24年ぶりのスーパームーンの皆既月食。特別な日だから、特別な日に勝利して、交流戦優勝しましょう”とかけ声はしました。あと、昨日打てなかったんで“今日は打ってなんとか田口に勝ちをつけられるように、初めから点数とって、集中力持ってやっていきましょう”と」

 ――後輩に伝えたいこと
 「諦めないことは大切ですね。自分もいろんな壁があって、一つ一つ乗り越えていった。そこに対してトライして、乗り越えて自分のものにしていってほしい」

 ――若い選手の壁にならないといけないという思いか
 「自分のプレーに関しては壁になるとか、考えていないですね。今ちょっとスランプみたいになっていますけど、まだ十分チームに貢献できると思っていますし、たぶんやれると思うので、3000本は目指していきたい気持ちはあります。そのためにはチームの中においても、自分のほうが力が上でないとだめという気持ちはある。いつまでも自分のプレーが明らかに勝っている状態は作っていたい。それはチームにとってもいいことになると思いますし。外野って、ポジションも3つありますから、その中の一つは自分がしっかり守っていけるようにという気持ちはあります」

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