ヤクルト交流戦初白星 近藤アクシデント降板もリリーフ陣奮起 青木の日米通算2500安打達成に華添えた

[ 2021年5月26日 21:15 ]

日本生命セ・パ交流戦   ヤクルト4―3日本ハム ( 2021年5月26日    神宮 )

<交流戦 ヤ・日>初回無死一、二塁、山田は左越え3ランを放ちナインの出迎えに笑顔(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは26日、本拠での日本ハム戦に4―3で勝利し交流戦初白星。0―1の初回、山田哲人内野手(28)が約1カ月ぶり本塁打となる11号逆転3ランを放ち勝利に貢献。先発の田口麗斗投手(25)は5回5安打2失点で今季2勝目。近藤弘樹投手(25)がわずか1球で降板となるアクシデントが襲うも、緊急登板となった石山泰稚投手(32)らリリーフ陣が奮起。1点のリードを最後まで守り切り、青木宣親外野手(39)の日米通算2500安打達成に華を添えた。

 試合は0―1と先制を許した初回、塩見、中村の連打で無死一、二塁から山田の一振りで逆転に成功。日本ハム先発・加藤の投じた7球目、真ん中高め138キロのストレートを完璧に捉え左翼スタンドまで運ぶ11号3ラン。山田にとって4月28日の巨人戦(●3―7)以来、5月1本目となる久々の本塁打が生まれた。

 さらに初回、無死走者なしから青木が右前打で出塁。イチロー、松井稼頭央、松井秀喜に次ぐ4人目の日米通算2500安打を達成すると、つば九郎から記念のボードを渡され笑顔。「先ずは日本、アメリカ、日本でいろいろなチームでプレーができ、2500本安打を達成できたことが、凄く幸せです。2500本安打を打つことができたのは、今まで本当にいろいろな方たちに支えられて2500本安打という数字までくることができました。これからもチームの勝利の為に1本でも多く打てるように努力したいと思います」とコメントした。

 先発の田口は苦しみながらも5回2失点の力投。3回は2死満塁と一打逆転のピンチにR・ロドリゲスを一飛に打ち取り追加点を許さず。5回にも1死三塁のピンチを迎えたが西川を見逃し三振、渡辺を三ゴロに打ち取り無失点で終えるとガッツポーズが飛び出した。

 リリーフ陣は2番手の清水が6回、R・ロドリゲスに1号ソロを浴びるも、その後は追加点を許さず。7回は3番手・今野が3者凡退。8回は4番手・近藤がマウンドに上がるも初球が暴投となり、そのまま降板となるアクシデントが発生。ここで“守護神”石山が緊急登板。前日の3者連続三振に続き、打者4人に対し無安打2奪三振の好投。無失点で切り抜けると、9回はマクガフが3者凡退で締め3セーブ目を挙げた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月26日のニュース