俺が4番や!復帰即ヒットの阪神・大山 交流戦爆発誓う「ファンの方々に元気にプレーする姿を」

[ 2021年5月26日 05:30 ]

交流戦   阪神3ー5ロッテ ( 2021年5月25日    甲子園 )

<神・ロ(1)>初回2死一塁、大山は左前打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 背中の張りが完治した大山が20日ぶりに「4番・三塁」で1軍に帰ってきた。7086人の観衆から温かい声援を送られ、打席に入ると、いきなり快音を響かせた。

 「いつも支えていただいているトレーナーや自分に関わってくれた全ての方々に感謝している。体の方は問題ない。チームの勝利に貢献するために全力でプレーしたいし、ファンの方々にも元気にプレーする姿を見てもらえればうれしい」

 試合前には復帰を支えてくれた人たちに感謝の言葉を述べ、万全を強調したが、しっかり体現してみせた。初回2死一塁。初球から積極的にスイングしカウント1―2から二木の甘いスライダーを引っ張り左前に運んだ。故障の影響を感じさせない強振で4日ヤクルト戦以来の安打で、幸先良い再スタートを切った。

 2、3打席目はともに飛球に倒れ、迎えた8回。1死二塁から唐川のカットボールを捉えたかのように見えた飛球は角度こそ良かったが、左翼・荻野のグラブに収まった。4打数1安打。それでも三塁守備では初回2死二塁でレアードのゴロに体勢を崩されながらも捕球して、素早く一塁に送球するなど、軽快な動きを披露。復帰初戦からフル出場を果たした。

 矢野監督は「1軍の試合っていうところでは、ちょっと離れていたけど、違和感あるようには見えなかった。問題なく、これからまた力になってくれるかなと思う」と改めて信頼を寄せ、厳しい戦いが予想される交流戦で4番の働きを期待した。

 喜び、気合、感謝。大山にとって、いろんな気持ちが交錯した夜。ここからは結果で取り返し、主砲の務めを果たす。(長谷川 凡記)

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2021年5月26日のニュース