中日・与田監督 6回までノーノーの勝野に「いろんな期待持っていた」 女房役の石橋は称賛

[ 2021年4月21日 21:10 ]

セ・リーグ   中日7-1DeNA ( 2021年4月21日    横浜 )

<D・中(5)>4回1死二、三塁、左越え3ランを放った阿部(左)を迎える与田監督(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 中日は先発・勝野が7回1失点と好投。打線も7点を奪い、快勝した。

 与田監督は勝野について、6回まで無安打投球だったこともあり「オースティンのホームランまでベンチもいろんな期待を持っていた」と快投に満足顔。「今日はストレートが高さも良かった。ストライク先行でナイスピッチングでした」と拍手した。

 その勝野を好リードで引っ張ったのが、今季初のスタメンマスクをかぶった石橋。牧やソトら右打者への内角直球を積極的に要求し、指揮官も「思い切っていいリードをしてくれた」と評価。

 開幕から全試合、木下拓がスタメンだったが「木下も疲労が溜まって状態が落ちている。昨日(20日)の打撃を見ても感じることはあった」と石橋を起用した理由を説明。7回にはリードが大きかった二塁走者のソトを刺すなど「周りもよく見えていた」と20歳の若竜の冷静沈着なプレーを褒めた。

 その上で「ベンチに入っている以上、試合に出る機会をつくっていく。チャンスは増えてくる」と今後も木下拓の状態を見極めながら、起用する方針を明かした。

 打線も4回に阿部の3ランが飛び出すなど、今季最多タイの7得点。「阿部が初球から強いスイングができた」と指揮官。「昨日、(大野)雄大に勝ちを付けられなかった悔しさを感じた」と打線の奮起に目尻を下げた。

 得点力不足に悩む中での快勝に「点が入ることで乗ってくることもある。思い切っていける」と手応えを感じた一方で「ビハインドはプレッシャーがかかる。追いかけるときに思い切ってどれだけ攻撃ができるかが課題」と今後の戦い方にも注文した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月21日のニュース