巨人の流れ変えた主砲・岡本和の2発 今季初3安打で阪神に逆転勝ち 3ゲーム差に戻した

[ 2021年4月21日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人3ー2阪神 ( 2021年4月21日    東京D )

<巨・神>2回無死、岡本は左中間ソロホームランを放つ(投手・青柳)(撮影・椎名 航)
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 巨人は21日、本拠地・東京ドームで阪神と対戦し3―2で逆転勝利した。

 先発の畠が初回にいきなり2被弾した嫌な流れを吹き飛ばしたのは主砲の岡本和だった。2回、阪神先発・青柳の初球を捉えた。内角低めの見送ればボールというツーシームをすくい上げて左翼席に運び、8試合ぶりの2号ソロ。さらに1-2の4回。2回と同じく内角低めのツーシームを捉えた打球は左翼席に飛び込み、2打席連続となる同点3号ソロ。これが通算99号となり100本塁打にあと1とした。

 通算100号に王手で迎えた6回の3打席目はボテボテの二ゴロも全力疾走。アウト判定だったがリプレー検証で覆る内野安打で今季初の猛打賞を記録。この激走に打線が応えるようにつながった。2死一、二塁の好機をつくり、8番・吉川が詰まりながらも左前に落とす勝ち越し打を放った。

 畠は初回以降も走者を許す苦しい投球も追加点を与えなかった。4回にはノーワインドアップで投げていたフォームもセットポジションに変えるなど試行錯誤。すると、4回は3者三振、5回は3者凡退。6回に先頭のマルテに安打を許すとギアを上げた。150キロの直球を連発し中軸を押し切った。6回7奪三振2失点の投球で中継ぎ陣に後を託した。

 その後は鍵谷、高梨、中川、ビエイラの継投で逃げ切った巨人は阪神の連勝を8で止めて、ゲーム差を3に戻した。畠は今季2勝目を挙げ、本拠地・東京ドームでの阪神戦勝利は17年8月27日以来となった。

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