阪神・ロハスは、もう臨戦態勢 右で左で快音連発 和田TA「楽しみにしていてよ」

[ 2021年4月21日 05:30 ]

右打席と左打席でフリー打撃に臨んだロハス
Photo By 代表撮影

 早期1軍昇格へ「スイッチ」オン!14日間の隔離期間を終え、前日19日に入団会見を終えた阪神のメル・ロハス・ジュニア外野手(30)が20日、チームに合流し鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦の試合前練習に初参加した。

 「外で練習ができてすごく楽しかったですし、気分もよく練習ができました」

 ベールを脱いだ。アルカンタラとキャッチボール後、ティー打撃で準備を整えると、ロハスは満を持して打撃ケージに入った。まずは左打席で、カーブマシンと左腕打撃投手から計25スイング(安打性3本)。続いて同じ左腕投手相手に右打席で計16スイング(安打性11本)し「きょうは左より右の方が感覚がよかった」と感触を確かめた。右打席での最後の1球ではフルスイング。左翼防球ネットへ直撃させ、パワーの片りんも披露した。

 期待の新助っ人の初練習を見守った和田豊テクニカルアドバイザーは手放しで絶賛。「右でも左でもパワーはあるしコンタクトもうまい」と太鼓判を押し「楽しみにしていてよ」と今後の活躍を“予告”もした。

 フリー打撃の後は、左翼、中堅の守備にも就き、動きを確かめたR砲。平田2軍監督は実戦出場可否について「明日の状態を見て」と話したが、状態に問題がなければ21日、ウエスタン・リーグの同カードで実戦デビューの予定だ。「投手の球をしっかり見て慣れることと、しっかり走れることを確認して。あとは野球を楽しみたい」。明確なテーマを掲げ、日本デビュー戦に向かう。(須田 麻祐子)

 【阪神主な新助っ人の初日】

 ☆ボーア&サンズ 20年2月1日、ランチ特打でボーアは54スイング中14本の柵越え。推定150メートル弾も放ち「感じはよかった」。サンズは広角に打ち分けつつ62スイングで柵越え5本。

 ☆ソラーテ 19年7月23日、甲子園球場で1軍練習に参加し、左右打席のフリー打撃で66スイング。柵越え0も「よかった」。

 ☆マルテ 19年2月1日、来日後初の屋外フリー打撃で56スイングし柵越え4本。「まだ準備できていないけど、これからやっていくだけ」

 ☆ロサリオ 18年2月1日、屋外フリー打撃で58スイングし、推定140メートル弾を含む柵越え14本。「(状態は)75~80%くらい」

 ☆ゴメス 14年2月11日、キャンプ合流初日に室内フリー打撃で40スイング。本塁打性の打球を19本放ち、「ベリーグッドだ!」

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