ロッテ打線爆発!球団最多タイ2戦32得点で最下位脱出 安田お待たせ1号2ラン!2日間で9打点荒稼ぎ

[ 2021年4月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ16ー4日本ハム ( 2021年4月2日    札幌D )

<日・ロ>2回2死二塁、2ランを放ったロッテ・安田(撮影・高橋茂夫)
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 ロッテ打線は3月の5試合でわずか10得点でチーム打率・191。開幕5連敗の大きな要因は貧打だった。ところが4月に入った途端、ウソのように打ちまくっている。2連勝で最下位を脱した井口監督は「昨日に続いて、早い回から先手を取れた」と胸を張った。

 前日は楽天を相手に12安打16得点で今季初勝利。この日も日本ハム投手陣に襲い掛かり、17安打で16得点を奪った。2試合で計32得点は1950年と2009年に記録した球団最多タイ。主役は4番の安田だ。初回1死一、二塁で右越えに先制二塁打を放つと2回は右中間に1号2ラン。8回1死一、三塁でもボテボテの二ゴロで打点を挙げた。前日の5打点と合わせ、2試合で計9打点の荒稼ぎ。10打点でリーグトップに躍り出た。

 「チャンスをつくってくれている先輩方のおかげ」と安田は感謝する。5連敗中は17打数1安打で打率・059。4番として責任を感じていたが心は折れなかった。「去年は駄目だったときに変えていたけど自分のスイングを突き通せている」と誇らしげに話した。

 得点を重ねるたびにベンチはお祭りムードとなったが、井口監督は「ホークスの時は二十何点取ったこともあるし(2桁得点は)いっぱいあった」と振り返る。実際、ダイエー(現ソフトバンク)時代の03年7月26、27日のオリックス戦の2試合で計41得点。自身も計8打数6安打で3打点を挙げて貢献した。

 井口監督が目指すのはタレントがそろい、相手を圧倒していた当時の古巣のような常勝軍団。たった2試合の打線爆発で、手綱を緩めることはない。(横市 勇)

 ≪2戦連続15点以上は初≫ロッテが2戦連続16得点の猛攻。2戦合計32得点は、毎日時代の50年5月28日西鉄戦、31日東急戦(9点→23点)、09年6月11日広島戦と13日阪神戦(23点→9点)に並ぶ3度目のチーム最多タイ記録になった。また、2試合連続15得点以上は03年ダイエーが7月26、27日オリックス戦で15点→26点とマークして以来18年ぶりだが、ロッテでは前身球団を通じ初めて。

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2021年4月3日のニュース