ソフトB　3連敗で3位に　工藤監督「明日は頑張りましょー！ハイーッ！」

パ・リーグ   ソフトバンク2－6西武 （ 2021年4月2日    ペイペイD ）

＜ソ・ロ＞あ～3連敗…。西武に敗れ、引き揚げる工藤監督（撮影・中村　達也）
Photo By スポニチ

　開幕投手がまさかの背信投球で、ソフトバンクは4連勝後に3連敗。楽天に抜かれて3位に転落した。先発の石川は、1被弾を含む6回9安打6失点。「今日の6失点という結果を、しっかりと受け止めないといけない。本当に申し訳ないです」。短い悔恨コメントが、すべてを物語った。

　打者2巡目から、テンポ良く追い込むスタイルを狙われた。3回1死から3連打で1点を失い、さらに1死一、二塁で中村には初球の真ん中高めのパワーカーブを叩かれて3ラン。4点差の5回2死一、二塁では呉念庭に真ん中高めフォークを振り抜かれて2点適時打を浴びた。全9安打のうちフォークを4安打され、工藤監督は「カーブが入らずに配球に苦しんだ。相手は早打ちなのに初球の入り方が。高くなると、ああやって打たれちゃう。分析すると、そんな感じになっちゃいますけどね」とうなずいていた。

　開幕から2試合連続被弾とオープン戦3試合で4発を浴びた被弾グセの再発も気になるところだ。

　一方で打線もグラシアルの2点適時打だけで沈黙気味。相手先発の高橋には、これで7連敗となった。「やられたら、やり返すのが、この世界。やられっぱなしは、良くない。いいときばかりじゃないですよ。明日は頑張りましょー！ハイーッ！」。指揮官は、自身にも、選手にも気合を注入し直していた。