楽天が完敗で連勝ストップ 三木監督はスクイズ失敗に苦言

[ 2020年8月9日 21:17 ]

パ・リーグ   楽天0―5ソフトバンク ( 2020年8月9日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>5回無死一、三塁、先制の好機でスクイズを失敗し、捕邪飛に倒れる足立
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 ひとつのミスが試合の勝敗を左右する。それを象徴するような試合だった。3連勝を狙った楽天は0―0の5回、この試合で最大のチャンスを迎える。先頭・茂木と渡辺佳の連続内野安打で無死一、三塁とし、続く足立の初球でベンチからスクイズのサインが出た。これを足立が打ち上げて捕邪飛となり、先制機を潰してしまった。

 三木監督が「試合の中では一つ一つのプレーには必ず意味がある。一つのプレーで流れや勝敗を左右する」と指摘した通り、痛恨のミスで流れが相手に傾いた。直後の6回、好投を続けていた先発・福井が2死一、三塁のピンチを招いたところで降板。2番手・宋家豪の暴投で1点を失い、均衡を破られた。

 終わってみれば0―5の完敗だった。チームの連勝は2で止まり、ソフトバンクに同率首位で並ばれた。首位攻防6連戦を終えた指揮官は、険しい表情まま試合を振り返った。

 「きょうのような試合をしてしまうと勝てない。細かいところで勝機を逃した。足立にはしっかり決めてほしかった。誰も失敗しようと思ってやっていないけど、そういうところで1回で決められるか。役割を果たすことが強いチームになるためには大切。キャンプからずっと取り組んできたことなので」

 そして、5回2/3を2安打1失点と好投しながら今季初黒星を喫した福井に対しては「良い投球だった。勝たせてあげたかった。申し訳ない」とねぎらいの言葉を口にした。

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