阪神・北條 無念球児の分も甲子園で躍動する「手本になるようなプレーを」

[ 2020年5月21日 05:30 ]

バント練習を行う北條(阪神タイガース提供)
Photo By 提供写真

 阪神・北條は20日、分離練習となった甲子園での練習後にオンライン取材に応じ、夏の甲子園大会が中止となった球児の分まで聖地で躍動することを誓った。

 「僕には野球しかないと思っている。プレーで魅せるっていうのも(高校球児に)響くか分かりませんけど、何か手本になるようなプレーをできたら。また野球っておもしろいなと思ってもらえたらいいなって思ってます」

 かみしめるように言った言葉には、聖地でプレーできずに引退となる3年生部員に、野球の楽しさ、魅力を忘れてほしくないという思いが込められていた。自身も光星学院(現・八戸学院光星)で11年夏から12年夏まで3季連続で甲子園準優勝を経験。特別な場所だということも十分に分かっている。

 コロナ禍での無念を理解した上で「3年間してきたことは絶対無駄にならないと思う。これからの人生、まだまだ何でも挑戦できる年なので、何でも挑戦してほしい」とチャレンジ精神を持つことを訴えた。(長谷川 凡記)

続きを表示

2020年5月21日のニュース