ロッテ・平沢らが球児へエール「仲間たちと頑張った日々はこの先の人生で絶対に生きる」

[ 2020年5月21日 17:51 ]

ロッテ・平沢
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 今回の甲子園開催が中止となってから一夜明けた21日、ロッテナインはZOZOマリン、ロッテ浦和などで自主練習を送った。

 15年夏に仙台育英の主砲として準優勝だった平沢は「春のセンバツがなくなっていた中で、夏に向けてなんとか出たいと気持ちを切り替えていたと思うので、それがなくなってしまったことは言葉では言い表せないほどの悲しみであり、辛い思いをしていると思います。特にこれが最後となる3年生の事を想うと自分も胸が痛くなります。ただ、一つだけ言えることは今までやってきた事が無駄になることはありません。大きな目標に向かって努力した日々、仲間たちと頑張った日々はこの先の人生で絶対に生きることになると思います。頑張って欲しいと思います」と後輩たちにエールを送った。

 その平沢と甲子園で対決した秋田商OBの成田は「高校球児の誰もが目指す場所。その大会がなくなったということは本当につらいことだと思います。なかなか気持ちを切り替えるのは難しいと思いますが、ただ人生はここで終わりではありません。私としてはぜひ野球をやめずにまた野球を続けて野球を頑張って欲しいと思います」と球児たちを気遣った。


 また、大阪桐蔭2年夏に全国制覇を経験している福田光は「自分の立場に置き換えたら、すごくショックで悔しい。簡単には切り替えることができないことです。ただ高校で人生が終わりではない。これからが大事だと思います。甲子園を目指したように明確な目標をもって日々を過ごして欲しいと思います」と話し、星稜で2度の甲子園に出場した岩下も「春と夏の両方ですからね。選手たちの悲しみは計り知れない。想像を絶します。ただ、3年間、やってきたこと、3年間、一緒に汗を流した仲間との関係は変わる事はありません。今後も必ず生きると思います。今は辛くなかなか切り替えることは出来ないとは思いますが、今後の自分の糧になると信じてまた頑張って欲しいなあと思います」とコメントした。

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2020年5月21日のニュース