オリックス・吉田正「今はキャンプ終盤のような位置付け」 打球速度意識して練習

[ 2020年5月21日 15:48 ]

打撃練習するオリックスの吉田正(球団提供)
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 オリックスの吉田正尚外野手(26)が21日、京セラドーム大阪での練習後にオンライン取材に応じた。

 「やれることは限られている中で、今は自分の中では、強く振ること、打球速度を意識しながら、やっていますね。昨季の最高打球速度は178キロだったかな、平均的に打球速度が上がれば、ゴロになっても野手の間を抜けるとか、そういうこともあると思うので」

 昨季は2年連続で全143試合に出場し打率・322、29本塁打、85打点。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕は依然として不透明な状況が続くが、最短6月19日の開幕を目指し、試合数は120試合程度が見込まれるなど一定の目安が示されている。「今はキャンプ終盤のような位置付けでいます。じきに実戦も入ってくる。これからは対投手になってくる。自分の引き出しを出しながら良い結果を出していきたい」と意気込んだ。

 また、前日20日に夏の甲子園の中止が決まったことにも言及。自身は敦賀気比時代には09年夏、10年春と聖地に出場。「僕自身、甲子園は小さい時からのあこがれで、そこを目指して頑張って、プロに入る。甲子園というのは、そういう目標、そういう場所です」と回想。続けて、「3年生はセンバツもなくなってしまったし、自分たちの代になって、というところで、この1年というのは本当に悔しいというか、悲しいというか。言葉が見つからないけど、この野球での経験を今後につなげて、次のステップにしてほしいと思います」と球児を思いやった。

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2020年5月21日のニュース