阪神、根尾競合回避も 球団幹部「藤原君、吉田君に行くのも手」

[ 2018年10月25日 08:00 ]

会議に臨む矢野監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 阪神の1位入札の結論は、会議直前まで持ち越された。午後3時から都内ホテルで開催されたドラフト前日会議に出席した佐野仙好アマ統括スカウトは「(1位は)5人くらいに絞って、その中から明日、決めたいと思います。最後、ウチが一番ほしい選手を獲りに行きたいと思います」と話すにとどめた。

 現時点の最上位評価は大阪桐蔭・根尾。ただし、5球団以上の指名集中が予想される。そこで球団は根尾回避を視野に入れ、大阪桐蔭・藤原、金足農・吉田、東洋大・甲斐野、同・梅津をリストアップしたもよう。中でも根尾に次いで評価が高いと見られるのは、藤原と吉田だ。

 今回のドラフト方針は、矢野監督が就任会見で口にした「生え抜きの4番、エース、レギュラー」となりうる候補の獲得。将来的に正遊撃手としてチームの屋台骨を担えるであろう根尾はもちろん、藤原は将来の中軸候補であり、吉田もエースを狙える逸材だ。いずれも高校生で、「ダイヤの原石」と言える。

 球団幹部も「根尾君に5、6球団が来るというなら藤原君、吉田君に行くのも手でしょう。単独で行けるというのなら、そちらに行くのもアリと思っています」と見通しを立てた。阪神は他球団の動向を午後5時開始の会議直前まで見極め、1位入札を確定する方針だ。

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2018年10月25日のニュース