阪神・矢野監督 勝負ネクタイで“恋人”射止める「ラッキーカラー調べた」

[ 2018年10月25日 05:30 ]

会議に臨む矢野監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が、25日に都内のホテルで開かれる。阪神は都内で前日会議を開いて初のドラフト会議に挑む矢野燿大監督(49)が競合した場合のクジ引き役を務めることが決定。5人まで絞った1位指名選手に関しては「ギリギリまで考える」と公表を避けた。最上位候補は大阪桐蔭の根尾昂内野手(18)ながら大阪桐蔭・藤原恭大外野手(18)、金足農・吉田輝星投手(17)の1位入札も視野に入れドラフト会議直前に決断する。

 前日会議を終えた矢野監督は苦笑いを浮かべた。「何も話すことはない(笑い)」。明言を避けたのは、悩んでいることの裏返しでもある。「俺も迷う」。自身にとっては初のドラフト会議。1位指名選手の公表を避けた新監督は当日に決断する意向を示した。

 「ギリギリまで本当に考えようということ。(ドラフト直前に決断か?)そう」

 前日会議では1位候補を5人に絞り込んだ。その中には指揮官の意中の選手も存在した。ただ、前日での決断は回避。情報戦が展開される他球団の動向を見極めながら、直前まで議論を重ねることを確認した。

 その一方で、虎の恋人を射止めるための準備に抜かりはない。「俺が引くよ。右手で」。競合した場合のクジ引き役を務めることも正式に決定。普段は験担ぎをしない性分だが、勝負ネクタイはきっちりと用意していた。

 「(スーツケースには)2本入れた。俺が12月6日生まれやから、携帯でラッキーカラーというのを(調べた)。ラッキーカラーとか青とか黄色とかが混ざっている(色)というのが、俺が検索したやつはでてきた」

 具体的なラッキーカラーは明かさなかったが、青を基調とした花柄のデザインが入ったネクタイと、もう1本は水玉柄のようだ。運命の日に着用する1本も当日に決断。現役時代に使用していた青色のミットと同じ勝負カラーで、猛虎に歓喜を呼び込む。 (山本 浩之)

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2018年10月25日のニュース