【DeNA1位】東洋大の上茶谷を外れ1位で交渉権獲得

[ 2018年10月25日 17:44 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

<ドラフト東洋大>会見するDeNA1位・上茶谷(撮影・三島 英忠)
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、セ・リーグ4位のDeNAは外れ1位指名で東洋大の上茶谷大河投手の交渉権を獲得した。

 DeNAは1回目指名で報徳学園の報徳学園・小園海斗内野手(18)を入札も4球団競合。外れ1位指名でヤクルトと競合したが、交渉権をつかんだ。

 上茶谷は甲斐野、梅津と「東洋大の150キロトリオ」と称される右腕。昨年までは無名の存在だったが、今年に入ってブレーク。腕をコンパクトに振るフォームに修正すると春季リーグ戦前に151キロと大台を突破した。中大との春季リーグ開幕戦では同僚の甲斐野直伝スプリットが威力を発揮し16奪三振。リーグ戦初勝利を完封で飾った。5月4日の駒大戦ではリーグ記録を2個更新する20奪三振を記録した。

 最速152キロを誇る真っすぐの威力はもちろんだが、制球力も光る。両コーナーに投げ分けることができ、変化球を織り交ぜ緩急の差を使う投球も可能で、大崩れしないのも上茶谷の強みだ。加えて、底の知れないスタミナも兼備。春季リーグ優勝を決める亜大との3連戦では3日連続で先発し計19イニングで3失点。2、3戦目はともに6回無失点の好投を見せた。

 秋季リーグ戦で新球のカットボールを披露するなど進化は止まらない。伸びしろを感じさせる右腕がプロで輝く。

 ▼上茶谷 大河(かみちゃたに・たいが)1996年(平8)8月31日生まれ、京都市出身の22歳。小1で野球を始め、衣笠中では京都レッドベアーボーイズでプレー。京都学園進学後は2年春からエース。3年夏は京都大会2回戦敗退で甲子園出場なし。東洋大では1年秋に2部でリーグ戦デビュー。4年春は開幕投手を務め、6勝を挙げて最優秀選手、最優秀投手、ベストナインの3冠を獲得。1メートル81、85キロ。右投げ右打ち。

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