データで見る大リーグのプレーオフ 2死から点を取るレッドソックス ドジャースの重量打線は不発

[ 2018年10月25日 13:00 ]

5回に2点タイムリーを放ったレッドソックスのマルティネス(AP)
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 レッドソックスは2回にイアン・キンズラー(36)のタイムリーで1点、5回に押し出しの四球とJ・D・マルティネス(31)のタイムリーで3点を入れたが、いずれも得点は2死から。今ポストシーズンで挙げた68点中36点までが2死からの得点で、アウトカウントが増えたあとの粘りが全面に押し出されている。

 ア・リーグの打点王となったマルティネスはこのシリーズでは2試合連続で2打点。今季は150試合で130打点をマークし、1試合平均の打点は0・87だったが、今ポストシーズンでは12試合で15打点を記録しており、その数値は1・25に跳ね上がっている。

 レッドソックスはア・リーグ優勝決定シリーズ(対アストロズ)の第2戦からこれで6連勝。ワールドシリーズに限ると86年ぶりの優勝を飾った2004年(対カージナルスに4戦全勝)以来、ここ16戦で14勝目を挙げた。

 ワールドシーズでホームで行われた第1戦と第2戦を制したケースでは過去10チームすべてが優勝。17チームにまでさかのぼっても16チームが頂点を極めており、レッドソックスにとっては背中を押してくれるボストンでの2勝となった。

 一方、今季ナ・リーグ最多の235本塁打を放ったドジャースは初戦に続いてチームの本塁打本数上位4人(マンシー=35本、ピダーソン=25本、ベリンジャー=25本、グランダル=24本)が先発を外れた。レッドソックスの先発がセールとプライスの両左腕だったこともあって左打者の主力を外したラインアップだったが、わずか3安打しか打てなかった。今季は1試合平均1・44本の一発を記録したがポストシーズンでは1・08本に低下しており、第3戦以降にどうやって巻き返してくるのかが注目されるところだ。

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2018年10月25日のニュース