“最後のPL戦士”東洋大・中川 オリックス7位で指名権獲得

[ 2018年10月25日 19:07 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2018年10月25日 )

東洋大・中川圭太内野手
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 プロ野球のドラフト会議は25日に東京都内で開催され、オリックスが7位で東洋大の中川圭太内野手を指名。交渉権を獲得した。

 PL学園―東洋大と、今岡2軍監督と同じ道を歩んできたことから「今岡2世」と呼ばれ、大学では1年春のリーグ戦から出場。大学通算8本塁打を誇り、ミート力も定評がある。1メートル80、75キロと均整の取れた体格で、安定した二塁手としての守備など共通点も多く、現役時代に首位打者、打点王を獲得した先輩になぞらえられる。

 休部騒動に揺れた高校時代は、主将としてチームをまとめて3年夏は大阪大会準優勝。球団関係者は「人物としても素晴らしいと聞いている」と評価し、16年夏に休部した名門からプロ入りする「最後のPL戦士」とも言われているが「(PL学園は)幼少の頃から強くて、あのユニホームに憧れがあった。野球部は復活してほしい。(自分が)最後だとは思っていません」。PLの灯を消さないためにも、プロでの活躍は不可欠。名門校の思いを背負う「今岡2世」がプロの世界で輝く。

 ◆中川 圭太(なかがわ・けいた)1996年(平8)4月12日生まれ、大阪府出身の22歳。尾崎小1年から野球を始め、尾崎中時代は泉佐野シニアに所属しU―16世界選手権に出場。PL学園では1年秋からベンチ入りし、2年春夏は不祥事で出場辞退。3年夏は主将を務めたが大阪大会決勝で敗退。東洋大では1年春からレギュラー。3年夏には日米大学野球とユニバーシアード大会に出場。1メートル80、75キロ。右投げ右打ち。

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