広島、ヘルウェグで“右封じ” 宝刀ツーシームでデスパ、内川ら斬る

[ 2018年10月25日 05:30 ]

シート打撃に登板したヘルウェグ
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 “右封じ”の切り札が見つかった。マツダスタジアムでの全体練習で行われたシート打撃に登板した広島・ヘルウェグの本領は、メヒアとの対戦で現れた。初球、152キロのツーシームを内角に投げ込んでバットを粉砕。評価急上昇中のドミニカンを遊ゴロに抑えて、「しっかりとしたツーシームが投げられた」とうなずいた。

 打者5人に安打性1本、1与四球。この日、最速153キロのツーシームは変化も大きく、メヒアは「今年、ジョニー(ヘルウェグ)みたいな投手とは対戦したことがない」と驚いた。

 ソフトバンクには、デスパイネ、内川ら右の強打者がそろうだけに、畝投手コーチは「ここにぶつける可能性はある」と思い描く。今季、右打者には14打数1安打、被打率・071と圧倒した。「アメリカにいたときから数字は右の方がよかった。ベストな投球をすれば抑えられる自信はあるよ」。今季途中に加入して7試合に登板したのみで、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは出番もなかった。それでも、日本シリーズでは、ベンチ入りが確定しているフランスアを除いた助っ人3枠に入る可能性は十分。畝投手コーチが「秘密兵器」と目論む助っ投が、“日本一リレー”の仲間入りに名乗りを上げた。 (河合 洋介)

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2018年10月25日のニュース