オリ、小園の1位指名公表 長村球団本部長「将来は内野の要に」

[ 2018年10月25日 05:30 ]

ドラフト前日にテレビの取材を受ける報徳学園・小園(撮影・後藤 大輝)
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 オリックスは都内でスカウト会議を行い、報徳学園・小園を1位指名することを決定した。球団がドラフト会議前日に公表するのは昨年に続いて2年連続。長村裕之球団本部長は「小園選手に決めました。将来レギュラーが取れる素材。内野の要として引っ張ってくれる」と話した。

 将来の遊撃手を担える高校生野手の獲得が、チームにとっての重要ポイントだ。正遊撃手の安達が来季31歳となる上に体調面の不安を抱えるており、走攻守揃った地元の逸材は後継候補に合致する。同本部長は「元々3拍子揃っているという評価だったが、この1年で下半身など一回り大きくなりパワーアップした印象」と将来性を高評価した。

 この日、ソフトバンクも小園を1位指名すると公表した。他球団との競合は必至で抽選は避けられない情勢。くじ引きの大役を託された西村新監督は「自分が引きます。どっちの手で引くかは決めているが、それは内緒」と説明した。

 球団では高卒野手を1位指名するのは11年ドラフトで中日、ヤクルトとの3球団競合で外した高橋周平(現中日)以来7年ぶり。昨年に福良前監督が田嶋を西武との競合で引き当てて、抽選は05年から11連敗でストップ。西村監督はロッテ時代に2勝1敗の実績を持っており、2年連続の当たりくじに期待がかかる。「自信はあります。選手の大事な一生がかかっていますから。オリックスで頑張ってもらう、それくらいの強い気持ちでいかないと取れない」と意気込んだ。 (湯澤 涼)

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2018年10月25日のニュース