阪神・藤浪 2軍戦で中継ぎ1回零封 23日ぶり実戦で156キロ

[ 2017年7月26日 08:40 ]

ウエスタン・リーグ   阪神9―9広島(10回表無死降雨コールド) ( 2017年7月25日    由宇 )

<広・神>10回にコールドゲームとなり、ずぶ濡れでベンチを出る藤浪
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 不調で2軍調整中の阪神・藤浪が25日のウエスタン・リーグ、広島戦で23日ぶりに実戦登板し、中継ぎで1回を1安打無失点に抑えた。

 「バランスが良かった。練習の感覚が良くて、それを出せました。1イニングですし、直球やカットボールを使いながら」

 5回から登板。先頭打者の磯村を中飛に打ち取った後、続く高橋大に左前打を浴びた。坂倉は空振り三振。最後は庄司を二飛に仕留めて、スコアボードに「0」を刻んだ。奪三振については「(復調の)バロメータではない」としながら、最速156キロを計測するなど復活の兆しは確かに見せた。

 実戦登板は先発して頭部死球による危険球退場で5回途中降板だった2日の同中日戦以来。以降は実戦を離れ、主に福原育成コーチの指導下、投球フォームの修正を図るミニキャンプを張った。約3週間の別調整を経た上での投球内容について掛布2軍監督は「156キロが出た。良かったんじゃないかな」と及第点の評価。引き続き、27日の同戦で中継ぎ登板する予定だ。

 かねて香田投手コーチも「優勝には必要なピース。早く帰って来て欲しい」と話すなど首脳陣の期待は揺るがない。若きエースの一日も早い完全復活が待たれる。

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