元部員逮捕の拓大紅陵、大会中に処分も…高野連「事案が重大」

[ 2017年7月13日 05:30 ]

第99回全国高校野球選手権千葉大会1回戦   拓大紅陵11―0秀明八千代 ( 2017年7月12日    ゼットエー )

<拓大紅陵・秀明八千代>試合後、整列して応援団にあいさつする拓大紅陵ナイン
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 春夏通算で9度甲子園に出場している拓大紅陵が、笑顔なき1勝を挙げた。

 10日に元部員の3人が売春防止法違反容疑で警視庁に逮捕。秀明八千代に17安打11得点の大勝にも、沢村史郎監督は「多大なご迷惑を掛けたのは承知している」と神妙な表情で話した。元ヤクルトの度会博文氏を父に持つ基輝主将は「こういう状況の中でもできることをしっかりやろう」とナインを鼓舞し、先制の2点適時打を含む3安打と活躍した。

 日本高野連の常本明審議委員長は、同校の処遇について「緊急を要すれば、臨時で審議しないといけない」と述べた。逮捕容疑の当時、3人は野球部に在籍していたため「事案が重大だ。処分、指導がないことはない」とした。高野連は11日に報告書を受け取ったが、審議を行うには内容が乏しいため学校側へ再提出を求めている。

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2017年7月13日のニュース