由伸監督「いろいろと考えて」今季初2番マギーで3連勝4位浮上

[ 2017年7月13日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人8―3ヤクルト ( 2017年7月12日    東京ドーム )

<巨・ヤ>5回1死満塁、村田の左犠飛で三塁走者・マギーがヘッドスライディングで生還
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 前半戦最終戦で、巨人・高橋監督が動いた。今季初めて「2番・二塁」でマギーを先発起用し、交流戦以外では初めて阿部、村田とともに併用。攻撃的なオーダーを組んだ。

 2―1の5回に、打線が機能した。1死一塁からマギーが右前打でつなぎ、村田の左犠飛、亀井の中越え二塁打などで、今季初の1イニング5得点。「いろいろと考えて、こういう形になった。出た選手それぞれがいい活躍をしてくれた」と目を細めた。

 今季82試合目で55通り目のオーダー。指揮官は固定メンバーで戦うことを最善とせず、「ベストオーダーは、その日その日で変わっていくもの」と、相手先発や相性、選手の状態を見極めながらスタメンを考えてきた。マギーが数日前から二塁の練習を自主的にこなしている姿を見て、起用時期を探っていた。

 マギーは4回に二―遊―一の併殺を完成させるなど、無難に守備をこなした。「(二塁も2番も)いつもと変わらない気持ち。チームに貢献できればいい」。始球式を務めたタレントのマギーの“応援”も背に、起用に応えてみせた。7番に入った亀井は09年9月10日横浜戦以来の4安打。「相手にプレッシャーを与えられる打線だったと思う」と胸を張った。

 前半戦は球団ワーストの13連敗を喫したが、最後の9連戦を7勝2敗で乗り切り、最大11あった借金は6まで減少。5度目の3連勝で、6月22日以来の4位に浮上した。残り61試合。巻き返しに向け、高橋監督は「点が取れるようになって、投手が試合をつくっている」と手応えを感じている様子だった。 (川島 毅洋)

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