涌井 連敗阻止へ熱投9回139球 志願続投「勝てて良かった」

[ 2017年5月20日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―3楽天 ( 2017年5月19日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>9回139球を投げきった涌井
Photo By スポニチ

 あとアウト2つのところで完投勝利を逃したロッテ・涌井だったが、意地は示した。志願続投した1点リードの9回は、1死一、三塁から内野ゴロの野選の間に同点に追いつかれた。ただ後続を抑え9回139球を投げきった。「勝てて良かった。連敗を止めることしか頭になかった」と振り返った。

 前回12日の日本ハム戦は4回1/3を自己ワースト10失点され、パ・リーグワースト記録となる6被本塁打KO。再び連敗ストップを託され、8回にこの日最速150キロを計測するなど気持ちのこもった熱投を演じた。37人中、初球ストライクが25人と徹底してゲームメーク。英二投手コーチは「他の投手も感じてくれたと思う。投げながら発信してくれていた」と頭を下げた。自身に白星は付かずとも、サヨナラを呼ぶエースの投球だった。

続きを表示

2017年5月20日のニュース