振り出しに戻った…オリ 借金3 快進撃は幻か3連敗

[ 2017年5月20日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2―7日本ハム ( 2017年5月19日    札幌ドーム )

<日・オ>ベンチで悩ましげな表情の福良監督
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 オリックスはつながらない打線に投壊も加わって3連敗に沈んだ。開幕3連敗した時の借金3へ逆戻り。福良監督は「難しいところだけど自分たちの力でやっていかないといけない」と得点力不足を嘆いた。

 拙攻の連続だった。先発は谷間を担った今季初登板の山田。序盤から援護したい状況で再三の好機を逸した。4人が複数安打を記録するなど相手打線を上回る12安打は一切得点に結びつかない。象徴的な場面が0―3の3回2死満塁。4試合連続の4番に座ったT―岡田の止めたバットが当たって投ゴロという最悪の結末で、直後に2番手・青山が3ランを被弾。勝敗を左右する場面だっただけに「僕が満塁の場面で打っていれば、こんな展開にはならなかった。(決定打は)今のチームに求められているものなので…」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 試合後には首脳陣が球場に1時間ほど居残ってコーチ会議を開く異例の事態も。2回3失点だった山田、4回3失点の青山の出場選手登録抹消と近藤らの昇格を決めた。

 4月の快進撃が幻だったかのような急失速。5月に入って3勝13敗で早くも5月の勝ち越しはなくなった。T―岡田は「ここで暗くなってしまったら、去年のようにいってしまう。できることをやっていくしかない」と語気を強めた。 (湯澤 涼)

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2017年5月20日のニュース