田中賢が5年ぶりサヨナラ打!感極まり「何が何でも勝たないと」

[ 2017年4月29日 17:44 ]

パ・リーグ 日ハム3―2楽天 ( 2017年4月29日    札幌D )

<日・楽>9回2死一、三塁、サヨナラ打を放った田中賢
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 日本ハム・田中賢介内野手(35)は一塁ベースを周り、何度もガッツポーズを繰り返した。同点の9回裏2死一、三塁のサヨナラの場面で、今季失点がない楽天の守護神・松井裕のスライダーをとらえ、右翼線に弾き返した。

 今季初の3安打で2012年6月以来となるサヨナラ打。チームメートの手荒い祝福を受け、ビショ濡れのユニフォームのままヒーローインタビューを受けた田中賢は開口一番「すごいプレッシャーだった。ホッとしました」と安どの表情。サヨナラのチャンスで打席に立った時には「いろいろな気持ちが…」と感極まり、「10連敗してから初めての札幌ドームでの試合。何が何でも勝たないといけなかった」と声を振り絞った。

 今季はスタメン落ちも経験したが「チームも勝てず、自分も調子が良くなかった。札幌でこういう勝ち方ができたので乗っていけると思う」と逆襲を誓う。「借金がたくさんあるので、ちょっとずつ返していきたい。まだ4月」と諦めてはいない。

 この日、日本ハムの選手は黄色を基調とした限定ユニフォームでプレー。来場者全員にも配布され、観客席は黄色一色に染まった。感想を問われると「花が咲いたみたい」と笑顔。「期間中は勝ちまくって、伝説のユニフォームにしたい」と濡れたユニフォームを誇らしげに触った。

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2017年4月29日のニュース