めっちゃ打つやん!阪神キャンベル 今度は初V撃 連夜のお立ち台

[ 2017年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6―0中日 ( 2017年4月28日    甲子園 )

<神・中>4回1死一、二塁、キャンベルは先制の適時二塁打を放ち、一塁を回る
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 開幕に間に合わなかったことなんて、もうどうでもいい。阪神・キャンベルがまた打った。決勝打となった右翼線先制二塁打を含む2安打の活躍で連夜のお立ち台。昨季までの主砲・ゴメスのようなパンチ力はなくても、巧みなバットコントロールと勝負強さを持ち合わせる新助っ人が虎党のハートをがっちり捕まえた。

 「アリガトウゴザイマス! チームが勝つのが一番大事なことだし、そういう意味でここ(お立ち台)に立てて、うれしく思う。(声援は)あの場面だけじゃなく、1試合通して凄いので、自分の力になっています」

 追い込まれても、びくともしない。両軍無得点で迎えた4回1死一、二塁の第2打席。1ボール2ストライクから真ん中高めに来た大野の直球を右翼線へはじき返した。

 「今日は4打席とも2ストライクになったけど、追い込まれた時は手元までボールを呼び込んで、逆方向も意識して、何とか粘って失投を打とうと思っているんだ」

 6回無死一塁では左前打。来日初スタメンだった前日に続き、2試合連続のマルチ安打もマークした。

 初めての日本での生活にもすっかりなじんだ。休日には自ら包丁を振るい、得意の料理で気分転換。有料放送で母国アメリカのテレビドラマや、大好きなアメリカンフットボールなどのスポーツ番組を見てリラックスしている。「日本は本当に気に入っているよ」。頼れる先輩の存在も心強い。一緒にお立ち台に上がったメッセンジャーには春季キャンプ中にも食事に誘われた。

 「日本のスタイルとか、向こうの野球とは違う部分は毎日聞いている。グラウンド内だけじゃなく、グラウンド外のことも教わっているよ」

 今季版を初披露した黄色と黒の「ウル虎」ユニホームでは昨季6勝3敗の好成績。米国からやってきた「ウル虎・エリック」が日本野球の聖地・甲子園で輝いた。 (山添 晴治)

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