ヤクルト リプレー検証“連敗” 山田幻弾に「惜しかった」

[ 2017年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト0―7巨人 ( 2017年4月28日    神宮 )

<ヤ・巨>7回1死一、二塁、山田の打球は右翼ポールの右側でファウル
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 「ファウル、ファウル」。ヤクルト・石川の口の動きは、そう言っているように見えた。初回、痛恨の4失点。1点を失い、なおも1死一、二塁でマギーに打たれた3ランが響いた。

 左翼ポールの上を通過するような弾道。真中監督がベンチを出て、審判団がリプレー検証した。判定は本塁打のまま変わらなかった。4回9安打7失点でKOされた左腕は「本当に申し訳ないし、情けない」と責任を背負った。

 リプレー検証は2度目も味方しない。今度は攻撃だ。7回1死一、二塁から、山田の飛球が右翼ポール際でスタンドイン。一度は本塁打とされ、審判団が映像を見て判定をファウルに覆した。今季3号が幻となった山田は「入ったと思った。惜しかった」と口にした。

 前夜の神宮では清宮擁する早実が18―17、計7本塁打の打撃戦で日大三を撃破。この日は本塁打か本塁打でないかの境界線が勝敗に響いた。ヤクルトは今季4度目の零敗で、巨人戦は3戦全てが零敗。今季ワーストの借金7となり、真中監督は「打たないと勝てない。つなげられるように頑張ります」と言った。

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