「糸井2世」の近大1年生・佐藤が決勝打 Vへ前進

[ 2017年4月29日 17:30 ]

関西学生野球連盟第5節1回戦   近大5―4関学大 ( 2017年4月29日    南港中央 )

<近大・関学>7回、勝ち越し打となる適時三塁打を放つ近大・佐藤
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 「糸井2世」の1年生5番が試合を決めた。1点ビハインドで迎えた7回無死三塁から牧野が左前へ同点打。なお続く2死二塁の好機で佐藤輝明外野手(1年=仁川学院)が燃えた。直球をフルスイングで仕留めた打球は右中間を深々と破る決勝の三塁打。3安打2打点の活躍で近大を6連勝へと導いた。

 1メートル86、87キロ。近大出身の阪神・糸井とほぼ同じサイズだ。田中秀昌監督が「飛距離は規格外でうちではNo.1です。ヘッドスピードも速い」と惚れ込む逸材はまさしく糸井を想起させる。3月のオープン戦では社会人野球の強豪相手に右翼へ推定140メートル弾を放った。名門・近大で1年生から中軸を任される佐藤は「プレッシャーは感じません」と頼もしい。

 リーグ戦8試合に出場し、27打数9安打、4打点。打率・333は堂々のリーグ7位だ。「走者を還すのが役割。走者がいなければ、長打でチャンメークしたい」。勝ち点3で首位を走る近大。関学大に競り勝っての6連勝に期待は膨らむ。「糸井さんは好きです。あんな活躍ができれば」。1年生5番が糸井級の活躍で近大を8季ぶりの頂点へ導く。

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2017年4月29日のニュース