DeNA梶谷 トップタイ5号「あっという間にゴウに抜かれる」

[ 2017年4月29日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA9―3広島 ( 2017年4月28日    横浜 )

<D・広>初回1死一塁、右翼席上段に2ランを放つDeNA・梶谷
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 DeNA・梶谷は、初対戦の相手でもファーストストライクから振ると決めていた。初回1死一塁。広島・加藤の初球、内角低めへの直球を右翼席上段まで運んでみせた。リーグトップタイの5号2ラン。今季最多タイの13安打を放った打線の号砲となった。

 「決め打ちです。直球に振り負けないようにしたら、振ったところにボールが来てくれました」

 昨季は直球に差し込まれることが多かった。そこで、この日は初対戦となる加藤の投球フォームを事前に確認。「足を上げてから“パンパン”と来るので、早め(の始動)を意識した」。追い込まれてから空振り三振に倒れたケースの多さも自覚。「一発で仕留められるように意識している」と話す。意識改革が、好調の打棒を支えている。

 後輩の一発が刺激になった。前日の阪神戦(甲子園)で4番・筒香が待望の1号弾を放った。「僕よりも年下なのに、常に周りのことを優先してくれている」と一目置く存在。巨人・阿部に並ぶ5本目にも「あっという間にゴウ(筒香)に抜かれると思います。あとはゴウに任せます」とジョークを飛ばした。これには伝え聞いた筒香も「(抜けるか)分かりません」と白い歯をこぼした。

 「今は打率(・271)を気にせず、増やせるものを増やしていきたい」と梶谷。心強い3番打者が、DeNA打線を支える。 (中村 文香)

 ▼DeNA・ラミレス監督 あの本塁打がチームに勢いをもたらした。(5号にも)特に驚きはない。彼はトリプルスリーを達成できる選手。

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