【大阪】“履正社の裕次郎”山口 今夏初登板で6回コールド勝ち

[ 2016年7月23日 05:30 ]

<履正社・茨木>6回無失点と好投した履正社・山口

第98回全国高校野球選手権大阪大会3回戦 履正社10―0茨木

(7月22日 万博)
 灼熱(しゃくねつ)のマウンドで「平成の裕次郎」が燃えた。今夏初登板。履正社の左腕・山口裕次郎は初回を3者連続三振で滑り出すと、6回2死まで無安打。そのまま6回コールド勝ちを決めた。

 被安打1、9奪三振。それでも「肘が下がり気味で横振りになった」と反省が口を突いた。今秋ドラフト1位候補の148キロ左腕・寺島との2枚看板も、19日の汎愛との2回戦は寝違えによる首痛で登板を回避。期する思いは強かった。

 父・一郎さん(52)がかつて石原裕次郎主演のドラマ「西部警察」のロケにも参加し、大ファンになったことから命名。寺島の陰に隠れているが、山口もこの日は最速142キロを記録。「大阪で優勝したい」と6年ぶり夏切符をつかみ取る。

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2016年7月23日のニュース